会報を発行(2017年5月)

総会報告

 2016年10月27日(木)、市民オンブズマンいわての総会を開催しました。
 総会では、事前に送付した議案書に基づいて、「第1号議案 2015年度活動報告」「第2号議案 2015年度決算」「第3号議案 2016年度活動方針」「第4号議案 2016年度予算」の審議を行い、提案通り承認されました。
 最後に、「第5号議案 役員選出」を行い、次の役員が選出されました。
会 長   井上 博夫

政務活動費領収書等のネット公開を求める陳情を岩手県議会に提出

 議員の政務活動費をめぐって、全国各地の議会で不正な支出が相次いでいることから、支出の実態を一層透明化するため、岩手県議会に対して、領収書等のホームページでの公開を求める陳情書を提出しました。陳情書は以下のとおりです。

陳 情 書
件名 岩手県議会議員政務活動費の領収書等の議会ホームページでの公開等を求める陳情
要旨 政務活動費の支出にかかる収支報告書と、これに添付して提出される領収書等を、議会のホームページで公開してください。
理由
1 岩手県議会議員に交付される政務活動費については、「政務活動費の交付に関する条例」により、議員は毎年度の政務活動費に係る収支報告書に領収書その他の証拠書類、会計帳簿のうち支出に関する部分の写しを添えて、議長に提出しなければならないこと(第8条)、何人も議長に対し提出された収支報告書・領収書等の閲覧を請求できること(第13条)、が定められています。さらに、条例は、収支報告書等の閲覧その他の情報公開を適切に行い、政務活動費の使途の透明性の確保に努めることを定めています(第14条)。
2 しかしながら領収書等の閲覧は、紙ベースで閲覧することしかできないため、県民が閲覧するには平日の昼間に議会に赴かなければなりません。また、領収書等は膨大なため、写しの交付を受けて持ち帰ろうとする県民は1枚あたり10円の費用を支払わなければならず、全部の領収書の写しを入手するには場合によっては10万円を超える費用が必要になります。また、請求のつど写しを作成する事務職員の負担も無視できません。こうした不十分な制度が、議会へのアクセスを事実上阻害し、政務活動費の不正の温床を作っています。政務活動費の不正が発覚した富山市議会をみても、領収書の写しを誰もが容易に入手することができる制度が整っていれば、あれほど組織的で悪質な政務活動費の不正は防げたと考えます。
3 政務活動費の使途を、真に県民に向けて透明なものにするためには、県民が、いつでも安価かつ容易に、政務活動費の使途の情報を得られることが不可欠です。そのためには、議長に提出された収支報告書と領収書等を議会のホームページで公開し閲覧できるようにすることが必要です。
 一方、収支報告書・領収書等を議会ホームページで公開する自治体は、加速度的に増加しています。平成27年9月の段階では、都道府県、政令市、中核市のうち領収書等をホームページ公開している議会は大阪府、高知県、函館市の3自治体にとどまっていましたが、その後、兵庫県、大阪市、京都市、神戸市、大津市、西宮市が平成27年度分からホームページでの公開を実施しており、その後さらに宮城県、富山県、奈良県、徳島県,横須賀市がホームページ公開を決定しています。領収書等のホームページでの公開は、政務活動費情報の公開に不可欠です。
4 以上の理由により、一日も早く、収支報告書・領収書等の議会ホームページでの公開を実現するべきです。
2016年11月10日
岩手県議会議長 様
陳情者  市民オンブズマンいわて

「県央ブロックごみ処理施設整備候補地検討委員会」議事録等の不開示部分について:盛岡市長は開示を求める審査請求を棄却

 県央ブロックの8市町(盛岡市、滝沢市、八幡平市、雫石町、葛巻町、岩手町、紫波町、矢巾町)では、現在6箇所あるごみ焼却施設を1箇所に集約し、盛岡市に建設する計画を進めています。その用地選定を行うために設置された「県央ブロックごみ処理施設整備候補地検討委員会」は、第6回委員会(2016年6月29日開催)以降、会議を非公開とし、議事録及び配付資料についても、地名や発言者氏名を非開示としています。
 そこで、市民オンブズマンいわては、同委員会の議事録及び配付資料について盛岡市に対して開示請求を行うとともに、委員会に対して会議の公開を求める申し入れを行いました。
 これに対して盛岡市は、地名、委員氏名等を非開示としたため、非開示決定処分の取り消しを求める審査請求を行っていましたが、2017年3月27日付で、盛岡市長は審査請求を棄却し情報公開を認めない裁決をしました。
 ごみ処理問題への住民参加を阻む不当な裁決ですが、すでに用地選定過程が振興していることから、情報公開を求める提訴は行わず、今後も「ごみ処理広域化問題」の意思決定過程を注視していくことにしました。
 岩手県内自治体の情報公開度調査
 岩手県及び県内市町村を対象として、情報公開度調査を準備しています。①情報公開条例の内容、②情報公開実施機関の範囲(出資法人、指定管理者、一部事務組合、広域連合)、③議会の情報公開、④各種情報のホームページでの公開状況について、アンケート調査を行い公表する予定です。

 

第24回全国市民オンブズマン和歌山大会が開催されます

日時:2017年9月2日(土)午後
        ~3日(日)午前
会場:和歌山県民文化会館

北海道・東北市民オンブズマンネットワーク

「公共交通のありかたを考える~LRTは市民の足になるか~」をテーマに市民フォーラムを開催(2016年12月3日、宇都宮)
 宇都宮市ではLRT(次世代型路面電車システム)の建設が計画されていますが、路線が中心市街地とは反対の方向に予定されていることから、市民の間で大きな議論となっています。シンポジウムでは、宇都宮市副市長、オンブズパーソン栃木に加え、BRT(バス高速輸送システム)が始まった新潟市、地下鉄東西線が新規開業した仙台市からの報告を受けて活発な議論が交わされました。
仙台でシンポジウムと例会が開催されます
6月10日(土)14:00~
 政務活動費をテーマにシンポジウム
6月11日(日)9:00~12:00 例会
会場:仙台弁護士会館

 年会費3,000円の納入をよろしくお願いします(同封の振込用紙をお使いください)。

2017年05月18日