皮脂欠乏性湿疹

【原因】寒くなり汗をかかなくなると、皮膚の表面にある角層という膜に含まれる水分が少なくなります。角層内の水分が減ると、角層が本来持っているバリア機能が低下します。その結果、刺激を受けやすくなり、痒みが起きます。
【症状】皮膚の表面はカサカサして、角層が剥げかかった状態やひび割れた状態になります。これとは別に一見皮膚がテカテカした状態で強いかゆみを生じるタイプもあります。引っ掻くことにより、痒みはより強くなり、ジクジクとした「でもの(貨幣状湿疹)」に移行する場合もあります。これを放置すると、全身に広がって自家感作性湿疹と言うより重症の皮膚症状となります。
【治療】保湿剤と痒み止めを混ぜた塗り薬を用います。入浴後に塗布することにより、角層内に水分を閉じ込めてしっとりした状態が長く続きます。症状の強い場合は痒み止めの飲み薬を併用します。
【生活】入浴は構いませんが、石けんは使用する頻度を減らし、泡で軽く流す程度にして、強く擦らないようにしてください。電気毛布等は乾燥を悪化させますので、寝る際には消すようにします。