尺貫法
尺貫法(しゃっかんほう)は、長さ・面積などの単位系の一つです。
東アジアで広く使用されています。
尺貫法という名称は、長さの単位に尺、重さの単位に貫を基本の単位とすることによります。
※1尺貫法は中国が起源です。
西洋のヤード・ポンド法などと同様、当初は身体の一部の長さや、穀物の重さなどが単位として使われていましたが、
次第に明確な定義が定められるようになりました。
尺貫法を使用していた国はすべて国際単位系に移行していて、尺貫法を公式の単位としている国は存在しません。
日本では国際単位系の単位を使用していますが、日本の住環境に適した尺度として、
日本家屋の設計基準としては、尺を基準として使われることが一般的です。
建築や不動産関係では土地や床面積の面積として、畳2帖の面積に相当する「坪」が非公式ながら常用されてます。※2
※1 「貫」は日本独自の単位であり、従って尺貫法という名称も日本のみのものである。
尺貫法と言った場合、狭義には日本固有の単位系のみを指す。
尺貫法に対し、中国固有の単位系は貫ではなく斤であるので尺斤法という。
※2 不動産取引自体に直接「坪」という単位は使えないため、例えば住宅の建設費で、
坪当たりの単価を示す場合には「坪あたり○万円」を使わず「3.3平方メートルあたり○万円」の形で表記される。
長さ・距離(度)
尺を基本の単位とします。
| 1里 | = 36町 | ≒3.927km | ||||
| 1町 | =60間 | =360尺 | ≒109.09m | |||
| 1間 | =6尺 | ≒1.818m | ||||
| 1丈 | =10丈 | ≒3.03m | ||||
| 1尺 | =10寸 | =10/33m | ≒0.303m |
※高さについては尺のみを用いる。例えば「日本アルプスは約一万尺」のようにいう。深さについては尋(= 6尺)が用いられる。
間については、1間が6尺と明確に定められたのは明治の度量衡法においてである。
それまでは、間は建築の際のモジュールを規定するだけで、「およそ6尺」という以外は特に定めはなく、
「間」を用いる際はそれが何尺何寸であるかを示す必要があった。
尺の系統とは別に、通貨(一文銭)の直径を基準とする「文」(もん)という単位があった。
一文銭の直径は時代により若干の誤差があるが、おおよそ25ミリメートルであった。
文は足や靴の単位として用いられた。十文(ともん)は約25センチメートルである。